【中日】ドラ1鈴木博、防御率0・00でOP戦終了「シーズンのお楽しみに」

スポーツ報知
9回を無失点に抑えた鈴木博(右は木下拓)

◆オープン戦 中日9―3ロッテ(24日・ナゴヤドーム)

 中日のドラフト1位・鈴木博志投手(21)が最終回を1安打1四球ながら無失点に抑えた。「フォーク(根元への4球目)を投げてから体が開いて、真っすぐがおかしくなりました」とボヤきながらも最後の打者・岡田を投ゴロで仕留めて勝利へと導いた。25日の同カードは出番がないとみられ、これでオープン戦の全登板が終了。トータルでも6試合6回7安打無失点の防御率0・00でシーズン本番に臨むことになった。

 オープン戦初登板だった3日の楽天戦(ナゴヤドーム)はアガったというが、以降は緊張と無縁だった。「ソフトバンク戦(21日、ヤフオクドーム)も『すげえ、こんな人たちと対戦してるんだ』というの(高揚感)がありましたが、落ち着いて投げられました」と大物ぶりをアピール。失点はゼロながら、3者凡退で抑えた試合もゼロだったが、「結果、セットで投げる機会が多くて良かった。無死で走者を出しても焦らずに投げる感覚ができた」とプラスに捉えた。

 本拠地で初めて登場曲が奏でられた。自ら選曲した映画「メジャーリーグ」でおなじみの「ワイルド・シング」だ。「ベンチで(演奏を)待ってたのに、なかなか流れなかったし、曲がかかったら、すごく小さな音。好きな曲だしテンションも上がる。(盛り上がるのは)シーズンのお楽しみということで」とニヤリ。心臓に毛が生えているルーキー。田島の調子によっては「メジャーリーグ」でチャーリー・シーンが演じたクローザー、リッキー・ボーンのように、最終回のマウンドに君臨しているかもしれない。

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