阪神OB赤星氏、03年優勝決定打で星野さんに抱きしめられ「内出血して痕が残っていた」

スポーツ報知
03年、優勝までM1とした試合でサヨナラ打を放った赤星(右)を抱きしめて喜ぶ星野監督

 1月4日に膵臓(すいぞう)がんで亡くなった楽天・星野仙一副会長(享年70)の「お別れの会」(東京では19日に開催)が28日、大阪・北区のハービスホールで開かれた。一般参列者も含め2780人が献花。阪神の1、2軍の全選手は練習前にユニホーム姿で出席し、2003年リーグ優勝の闘将を弔った。

 03年の阪神V戦士でサヨナラの優勝決定打を放った赤星憲広氏(41)が、劇的シーンの裏話を明かした。「人生で一番強く抱きしめられた。(左の二の腕に)内出血して痕が残っていた」と、星野氏に抱擁された際のエピソードを披露。引退後は「お前は阪神のために頑張れ。だからコーチとして楽天には呼ばん」と言われたことも明かした。

 阪神・矢野2軍監督(星野氏は中日入団時の監督で、03年阪神の優勝捕手)「僕の人生で一番怖かった方は星野監督で、でも一番優しかったのも星野監督。本当にハートの振り幅が大きく、懐の広い方だった」

 阪神・平田チーフ兼守備走塁コーチ(明大の後輩で、星野氏の阪神監督時代は監督付広報)「(号泣しながら)監督のもとでいろいろ勉強させていただいた。感謝してもしきれない。優勝して、うれし涙を監督に届けたい。それが一番の供養」

 阪神・坂井オーナー「阪神の発展に多大に貢献していただき、阪神にとっても私にとっても大恩人」

 阪神・福留(星野氏は中日入団時の監督)「本当に大きな存在でした。全員で一つのボールを追いかけて、チーム全体で戦う集団になって、勝ちにこだわって、執念をもって、今シーズンやっていきたい」

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