【日本ハム】西川、“同級生”有原復帰祝うん打

スポーツ報知
7回2死二塁で右翼線適時二塁打を放った西川

◆オリックス1―2日本ハム(14日・ほっともっと神戸)

 西川が“同級生”・有原の復帰をバットで祝福した。1点リードの7回2死二塁。「積極的に行こうと思っていた」。2―1から狙っていた変化球が真ん中に入るとバットが反応した。右翼線を破る適時二塁打。右肩の炎症から復帰し今季初登板した右腕に、追加点をプレゼントした。

 試合の流れを読んだ一撃だった。昨季1勝3敗と苦手としていた西。好機を作りながらも、1点止まりであと1本が出なかった。「見逃し三振が多かった。(西が)いいところに投げていたのもある。それだけはしないようにと思っていた」。6回までに自身も含め、見逃し三振が4つ。消極的な場面が目立っただけに、好球必打を徹底。白星を大きく引き寄せる一打になった。

 有原とは1992年生まれの同い年。約2週間遅れで開幕を迎えた背番号16は、センターから見ても頼もしく見えた。「さすがだなと思った。一発打たれても、そのあときっちり抑えた」。エースの復活に呼応するように、自身も今季2度目のマルチ安打。打率1割台と苦しむ中で、復調の兆しも見えてきた。「これからチームも良い波に乗れると思う」。切り込み隊長が本来の姿を取り戻す日も近い。(秦 雄太郎)

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