【日本ハム】清宮はなぜ前向きでいられるのか…怪物を支える父・克幸さんの教え

スポーツ報知
試合前、バットを手に満面の笑顔を見せる清宮幸太郎

◆イースタンリーグ 日本ハム8―11ロッテ(20日・鎌ヶ谷)

 日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手(18)が20日、イースタン・リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)でプロ初本塁打を含む2本塁打と大暴れした。「3番・一塁」で先発し、2点を追う3回に西野から一時逆転となる右越え3ラン。5―10の7回にも西野から、右翼後方の防球ネットを直撃する推定120メートル弾を放った。初の3安打、6打点で、ついに怪物の片りんを見せた。

 ◆ちょっといい話

 清宮の口からネガティブな言葉を聞いたことがない。改善すべき点を冷静に振り返り、次に何をすべきなのかを口にする。体調を崩す前も、崩した後もそのスタンスは一貫している。

 高校通算最多111本塁打の怪物は、なぜプロの壁にぶつかりながらも前向きでいられるのか。清宮を担当した日本ハムの岩館スカウトは「お父さんの教えもあると思う。メンタルコントロールですよね。自分の発言で自分を奮い立たせるというか。そういうのを小さいころから教わっているのだと思います」と証言。父・克幸さん(ラグビー・ヤマハ発動機監督)の教えが根底にあると見る。

 この日、プロ1号の感想を聞かれた清宮は「打てなかったりとかいろいろとあったけど、その中で考えながらやることができた。高校時代とは違った喜びがあります」とやっぱり前向き。今後も着実に壁を乗り越えていきそうだ。(日本ハム担当・小島 和之)

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