【日本ハム】栗山監督ガックリ…10失点完敗

スポーツ報知
大量失点に険しい表情で投手交代を告げにいく栗山監督

◆日本ハム0―10ソフトバンク(21日・札幌ドーム)

 日本ハムが今季ワーストの17安打を浴びて大敗した。先発の有原航平投手(25)が5回途中7失点でKO。打線も散発4安打で三塁すら踏めず、0―10で完封負けした。

 完敗だった。栗山英樹監督(56)は口を真一文字に結び、試合終了を見届けた。昨季8勝17敗のソフトバンクに、連勝をかけてエース・有原をぶつけた。だが、今季2戦目の右腕は5回に捕まり降板。指揮官は「有原自身も悔しかったと思う。先に点を取ってあげていれば、違った形にもなった」とかばった。

 打線はソフトバンク先発・中田の前にわずか4安打に終わった。3、4、5番の中軸では中田の1安打のみ。対照的に相手打線は3番・柳田が史上65人目、70度目のサイクル安打。1人で5安打4打点を稼がれた。「(柳田)1人にやられたってことではなくて…。主軸のバッターがああいう風に打てば点が入るということ」と栗山監督は唇をかんだ。

 有原が今季初勝利を挙げた14日のオリックス戦(ほっともっと)から、勝っては負けてが続き、チームは波に乗りきれていない。3連戦最終日の22日、ソフトバンクは大卒ドラ2ルーキー・高橋礼が先発。“初物”攻略へ、打線の奮起は必須だ。「できる限り準備して臨みたい」と指揮官は前を向いた。(秦 雄太郎)

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