【DeNA】筒香、延長10回の5号首位弾

スポーツ報知
10回1死、右越え5号ソロを放った筒香〈25〉を迎えるDeNAナイン

◆ヤクルト5―6DeNA(21日・神宮)

 打球は神宮の夜空に高々と舞い上がり右翼席へ消えた。筒香は両手に残った感触で確信していた。盛り上がるベンチを横目に悠然とダイヤモンドを回った。延長10回1死、秋吉の内角スライダーを振り抜く勝ち越しソロ。広島・丸に並ぶリーグトップタイの5号に「ホームランだと思いました。試合に勝てたことがうれしいです」。敵地のヒーローインタビューは約半数が占めたベイファンで沸いた。

 劣勢を自慢の長打力ではね返した。2点を追う2回には5番・宮崎、同じく2点を追う6回には4番・ロペスがいずれもソロを放っていた。9回に中川大の中越え適時二塁打で追いつき最後は主役が決めた。

 昨年8月22日広島戦(横浜)、3連発でサヨナラを決めて以来のクリーンアップそろい踏みに筒香は「全員の勝ちたいという気持ちでこういう試合になった。誰かが何かをやったとかじゃない。本当にいい形で勝てている」と一丸を強調した。

 広島が負けたため5日ぶりに首位に再浮上。ラミレス監督は「クリーンアップがそろい踏みした試合は勝たないといけない。いい野球ができている」とうなずいた。京山、東ら若い投手の活躍が目立っていたが打線があらためて力を示した。(岸 慎也)

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