【中日】鈴木博、プロ初3連投でタナキクマル斬り!ドアラのバック転失敗が幸運招く?

スポーツ報知
8回2死、丸(右)をニゴロに仕留めた鈴木博(カメラ・小梶 亮一)

◆中日3―2広島(22日・ナゴヤドーム)

 中日が、開幕カードで3連敗を喫した広島に同一カード3連勝でお返しした。

 1点リードの8回には、前日(21日)の同カードでプロ初勝利を挙げた、ドラフト1位・鈴木博志投手(21)が登板した。プロ初の3連投もなんの、前日も3者凡退に仕留めた田中、菊池、丸の「タナキクマル」を、再び3者凡退に斬って取った。

 3者ともカットボールで内野ゴロに料理した剛腕ルーキー。「(田中と丸は)きのうは直球で抑えたので、向こうも対応してくると思った。駆け引きというか、うまく投げられた」。これでデビューから9試合連続無失点。およそ1試合分の9回1/3を“完封”している計算だ。

 ナゴヤドームで8回に登板するのは、イニング途中からの出番だった21日を含めて5回目。ドアラのバック転タイムを見届けてからのマウンドになる。「(失敗時の効果音が)ブブーって鳴ると縁起悪いですよね。お客さんも『あぁ~』ってなるんで。今から投げるっていうのに」。この日もドアラはバック転できず、地面に叩きつけられた。「僕の時ばかり失敗してますよ」と言うように、今季ドアラの失敗は3回だが、4日の巨人戦、21日と22日の広島戦と、すべて鈴木博が8回に登板している試合だ。だが実は3試合で1勝2ホールドと縁起がいい。

 報道陣から「むしろドアラにわざとバック転を失敗してもらったら」と提案されると「それじゃダメなんですよ。全力で失敗してもらわないと」。ドアラが聞けば喜ぶのかヘコむのか分からない理屈で、正々堂々と舞うべきだと力説していた。

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