槙原寛己氏、衣笠祥雄さんの最後の野球解説秘話…「握手してくださった」

スポーツ報知
衣笠さん(1984年)

 25日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)で、23日に上行(じょうこう)結腸がんのため71歳で都内の病院で亡くなった元広島の衣笠祥雄(きぬがさ・さちお)さんの最後のテレビ解説を務めた時の秘話を放送した。

 衣笠さんは、亡くなる4日前の19日にDeNA・巨人戦(横浜)でも病魔と闘いながら、テレビ解説を務めていた。実況を務めたTBSの戸崎貴広アナウンサー(55)は「3時間放送終わった後に、支えられながらゆっくり歩いて行く姿を見たときに、かなり今、きついんだろうなという感じでした」と振り返った。

 共に解説した野球解説者の槙原寛己氏(54)は「衣笠さん単独だったんですけど、腰が良くなっていうことで私が呼ばれました」と明かした上で、「非常に痩せているなという印象がありました。体調がすぐれない感じだったので心配しました」と振り返った。

 放送後に「ありがとうって両手で握手してくださった。握手ってあんまりなかった」と明かし衣笠氏を「気遣いの人じゃないですか。いろんな人に対してオレは病気だからっていうようなところを見せたくないっていうのはあったと思います」と悼んでいた。

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