【日本ハム】レアード、3連勝導く先制適時打「なんとしてでもヒットを打ちたかった」

スポーツ報知
7回2死一、三塁、左前に先制打を放ったレアード

◆日本ハム4―1オリックス(25日・札幌ドーム)

 日本ハムのレアード内野手(30)が7回に先制の左前適時打でチームを3連勝に導いた。その後、本塁に突入した際、スライディングで右足首を負傷。8回は守備についたが、9回から途中交代した。明日以降の出場は、一夜明けての状態を見て判断する。

 レアードが流れを変えた。両チーム無得点のまま迎えた7回、2死一、三塁。6回までわずか1安打に抑えられていたアルバースから初めて作ったチャンスに燃えていた。真ん中から沈む変化球に体が反応。「なんとしてでもヒットを打ちたかった」。左前に運ぶ適時打で、変則左腕をマウンドから引きずり下ろした。

 「あれだけ良い投球をしていたので点を取ってあげたいと思っていた」。好投する高梨を援護した。完投で今季初勝利をあげた右腕は前回登板の18日・西武戦でも7回無失点と好投。8点のリードを守ってマウンドを降りたが、救援陣が崩れ8、9回で8点差をひっくり返される史上初の大逆転を許していた。「回が始まる前に『レアードさんお願いします』と(高梨に)声をかけられた」。悲劇から立ち直ろうとする後輩のお願いに、男を見せた。

 負傷した右足首は試合後はアイシング等でケア。「自分でも大丈夫かなと思ったけど、明日になれば治っていると思います」と歩いて札幌Dを後にした。(秦 雄太郎)

野球

×