【阪神】メッセ、地方大好き7戦6勝 セ単独トップ4勝「自分の仕事をするだけ」

スポーツ報知
坊ちゃんスタジアムで4勝目を挙げたメッセンジャー(右はドリス、左はロサリオ)

◆ヤクルト2―4阪神(25日・松山)

 安全安心な働きぶりだ。「チームのことも大事だけど、自分の仕事をすることだけ心がけた」。メッセンジャーがチームの連敗を3で止め、勝率5割に戻す立役者になった。リーグ単独トップの4勝目をマークし、「次に気持ちを切り替えて、しっかり頑張りたい」と胸を張った。

 「とにかく丁寧に。低めに球を集めれば、ピンチは免れられると思う」。1点差に迫られた6回1死一、二塁では、バレンティンを三ゴロ併殺に。7回まで最少失点で責任を果たした。13年に完封勝利した松山でまた白星を挙げ、地方球場では7戦6勝。「本当に何でか分からない。何でだろう…」と好相性にとぼけるが、頼もしいばかりだ。

 昨年に続いて3、4月の月間MVPの最有力候補に。通算3度目の受賞なら球団の外国人ではバース、スタンリッジを超える最多で「4勝ですからね…。チャンスはあるかなと思います」と少しだけ色気を見せた。まさに大黒柱。日頃の粉骨砕身からすれば、ご褒美があってもいい。(長田 亨)

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