【広島】エルドレッド、山崎康撃ち!3連勝弾
スポーツ報知
◆DeNA3―4広島(26日・横浜)
勝利を決める一撃は、長い滞空時間を経て、バックスクリーンへ飛び込んだ。同点の9回1死、代打のエルドレッドは山崎康の2球目の直球を砕いた。「アリガトゴザイマス。いいところで本塁打が打てた。芯を食った分、しっかりと入ってくれた」。値千金の4号ソロは、亡き鉄人をしのぶ一発にもなった。
7月で38歳を迎えるベテランは今季、在籍7年目。球団所属の外国人選手としては最長になる。鈴木や松山、バティスタらの台頭もあり、今季の先発出場は13試合。前日までの2試合も出番はなかったが「難しい部分はあるけど、自分のやるべきことに集中している」と前を向いた。
広島にいる時間が長い分、2215試合連続出場の日本記録保持者で、23日に亡くなった衣笠祥雄氏(享年71)の偉大さも十分に理解している。「個人的に話したことはないけど、映像で何度も見たことがあるし、3番が永久欠番だと知っている」と敬意を表した。
2012年7月以来のDeNA戦敵地3タテとなり、2位との差は2・5ゲームに開いた。この勢いのまま、28日の阪神戦(マツダ)から始まる9連戦に突入する。衣笠氏もきっと見えない力で後押しをしてくれている。(種村 亮)