【広島】衣笠さん追悼試合で誠也が満塁弾4連勝…丸が右足負傷のアクシデントも

スポーツ報知

◆広島7―5阪神(28日・マツダスタジアム)

 広島・鈴木誠也外野手(23)が、今季1号となる満塁弾を放つなど5打点の活躍でチームを4連勝へと導いた。2点を追う3回1死満塁の場面で、高めのカーブを強振。打球は左翼スタンドへ飛び込み「最高の結果になって良かった」と喜びを爆発させた。

 2215試合連続出場の日本記録保持者で、23日に亡くなった元広島の衣笠祥雄氏(享年71)を悼み、緒方監督や選手らは喪章をつけた。試合前には黙とうも行われた。「衣笠さんの大事な試合で勝ちたかった」と鈴木。緒方監督も「改めて偉大さを感じた。衣笠さんの遺志を受け継ぎ、一戦一戦しっかり戦っていきたい」と前を向いた。

 快勝の一方、チームを支える丸にアクシデントが発生した。5回1死二、三塁で阪神・大山の浅い中飛。丸はダイビングキャッチでピンチを救ったが、飛び込んだ際に右足を痛め途中交代。試合中に広島市内の病院に向かい、「右ハムストリングの筋挫傷」と診断された。29日の試合出場に関し、指揮官は「明日どうなるかは分からない。もし出られないなら、全員でカバーしていくしかない」と話した。

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