【阪神】メッセンジャー、連敗止める力投 8回途中1失点でリーグ単独トップの6勝目

2018年5月16日7時0分  スポーツ報知
  • 6勝目を挙げたメッセンジャーは、笑顔で梅野(右)を迎えた(カメラ・石田 順平)

 ◆阪神2―1DeNA(15日・甲子園)

 阪神がメッセンジャーの力投で連敗を4で止め、勝率を5割に戻した。9回先頭の桑原にソロ本塁打を浴びて完封は逃したが、8回0/3を1失点でリーグ単独トップの6勝目。代打の原口がファウルゾーンから左翼線に落とすミラクル二塁打で虎の子の2点を叩き出し、チームはDeNAに今季5戦全勝となった。

 甲子園を包む歓喜の中でも、メッセンジャーの表情は晴れなかった。「最終回に点を取られたので悔しい。(完封は)もちろんしたかった。最終回に上がるということは、そういうこと。0を並べたかった」。今季2度目のお立ち台。虎のエースは勝利の喜びより、完封を逃した無念を強調した。

 圧巻の投球だった。唯一のピンチは3回。飯塚、大和に連続安打を浴びて1死一、二塁とされたが、神里を遊ゴロ併殺に打ち取り、悠々とベンチに戻った。「走者がいるところでも、落ち着いて丁寧にと思って投げた」。8回まで三塁を踏ませず0行進。9回、代打の桑原に左越えソロを浴びて1点を失うと、大黒柱のプライドか、何度も首を横に振りながらベンチへ下がった。ドリスが3人で後続を抑えると、やっと笑みがこぼれた。

 チームはDeNAに5戦5勝と、CS第1ステージで敗れた昨年の無念を晴らすように勝利を重ねる。メッセンジャー自身もDeNAに3戦3勝。ハーラー単独トップの6勝目をつかみ、このまま勝ち星を重ねれば自己最多の13勝を大幅に更新する年間25勝ペースだ。来日9年目で、初の球宴出場も見えてきた。

 チームの連敗を4で止めた大黒柱に、金本監督も「本当にコントロールもキレも良く、今年のメッセらしさといいますか。バッテリーでうまく相手を抑えてくれた気がします」と褒めあげた。雨天中止の次の試合の登板も、4戦4勝と無類の勝負強さを継続したメッセ。次回のお立ち台には、満面の笑みで立つ。(長尾 隆広)

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