【広島】誠也V弾!コイ党・西城秀樹さんに白星ささげた

スポーツ報知
9回無死、鈴木は左中間に勝ち越しソロを放ちガッツポーズ(左はビシエド)

◆中日2―3広島(17日・ナゴヤドーム)

 狙い澄ました獲物を豪快に仕留めた。同点の9回、先頭の広島・鈴木は、鈴木博の内角寄りの149キロを迷いなく振り抜いた。「その前の打席がふがいなさ過ぎた。一発で仕留められて、4番の仕事ができてよかったです」。左中間席への決勝の4号ソロ。2三振を含むノーヒットに抑えられていた主砲が、土壇場で本領を見せつけた。

 同姓で売り出し中の鈴木博には過去2度の対戦とも三振に抑えられていた。「とにかく真っすぐのいい投手。振り負けないように」。開幕直後は下半身の故障など2軍落ちも経験したが、アーチを放った試合は4戦全勝と看板打者の重責を果たしつつある。

 今季15度目の逆転勝利で、今季6戦目にして初めてナゴヤDで白星を挙げた。緒方監督は「その前の打席がよほど悔しかったんだろう。4番が目の覚めるような一発でひっくり返してくれた」と鈴木を褒めた。広島ファンだった西城秀樹さんの逝去が分かった日に、カープが弔い星をささげた。(表 洋介)

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