【ロッテ】井上“脱・春男”バックスクリーン弾がマリーンズ打線に火をつけた!

スポーツ報知

◆ロッテ8―1ソフトバンク(19日・ZOZOマリン)

 ロッテ打線に火をつけた一撃だった。井上の打球は高々と舞い上がりバックスクリーンへと消えた。1―0の4回1死。真ん中低めのカーブに「体が反応した。手応えはよかったです」。9戦36打席ぶりの5号ソロで15年から7戦6連敗中のバンデンハークから価値ある追加点を奪った。「(スコアが)1―0で進むわけがない。相手も強い。先に動かれたらいつものようなパターンでやられてしまう。そういう流れのなかで打てたのはうれしかった」と分厚い胸を張った。

 摩訶(まか)不思議だが助っ人右腕との相性が抜群だ。ボルシンガーが先発した試合では22打数8安打、打率3割6分4厘、4本塁打、8打点。「何でか分からないんだけど、打っちゃう。勝ち運があるんでしょうね」と笑い飛ばした。井上のアーチで波に乗り、先発全員の14安打8点の猛攻でソフトバンクに今季初のカード勝ち越しを決めた。

 角中の戦列復帰に伴い、打順は5番や6番を打つようになったが、開幕から31試合は4番に座ってけん引してきた。5本塁打、28打点はチームトップだ。「この時期にここにいるのが珍しい」とアジャ。季節は初夏。“脱・春男”の目標は達成したと言っていい。(長井 毅)

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