【阪神】才木、悔しいプロ初先発…5回12安打5失点

スポーツ報知
才木は5回5失点(カメラ・小梶 亮一)

◆中日6―1阪神(20日・ナゴヤドーム)

 阪神・才木浩人投手(19)が、悔しいプロ初先発となった。5回を投げ12安打を浴び5失点で初黒星がついた。

 初回先頭の京田に投じた初球。147キロの直球を右前安打された場面を振り返り、「甘い球を見逃してくれない。京田さんも先頭で出てきて、真っすぐを捉えられた。さすがというか…」。その後、1死満塁からモヤに押し出し四球と、福田の2点適時打で立ち上がりに3点を失った。「(味方に)攻撃の流れを持ってこれなかった」と反省した。

 松坂との投げ合いから収穫もみつけた。才木が生まれた1998年。甲子園で春夏連覇を成し遂げた伝説右腕の投球を目の前にし、「松坂さんの(投球の)テンポが攻撃のリズムを作っていた。取り入れていきたい」と、自身のレベルアップにもつなげていく。

 最速150キロの直球で押し込み、鋭く落ちるフォークやスライダーで三振も5個奪った。高卒2年目の若虎は、悔しさを糧に成長を続ける。

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