【阪神】2年ぶり5位転落で首位と7差…逆転Vデッドライン超えてしまった

スポーツ報知
ベンチで腕を組み、うつろな表情の金本監督(中央)

◆中日6―1阪神(20日・ナゴヤドーム)

 逆転優勝のデッドラインを超えた。阪神は4カード連続の負け越しで2年ぶりに5位に転落し、首位・広島とのゲーム差は「7」。「我慢が長いけど、我慢するしか…。選手が上がってくるのを信じてやるしかない」と金本監督が淡々と話した。過去5度のリーグVで、最大の逆転劇は64年の6・5差。球団の歴史だけを見れば土俵を割ったことになる。

 底なしの貧打地獄の中、松坂にも屈した。指揮官は「スピードガンを見てたら、真っすぐかカットボールか分からないから、滑り方が良かったのかなと思うけど…」と首をひねった。片岡ヘッド兼打撃コーチも「曲がらないようなカットボールにやられた」と苦い表情。ストレートと見分けのつかない“魔球”にひねられた。

 5安打で、阪神では98年以来の12試合連続1ケタ安打。10試合連続3得点以下となる1点と屈辱の数字を断ち切れなかった。球団首脳は「今の選手でやることに尽きる」と緊急補強を否定。八方塞がりの戦いが続く。(島尾 浩一郎)

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