【ヤクルト】今季3度目4連敗で借金9、小川監督「取った後にまた取られたのが痛かった」

スポーツ報知
4回2死満塁、マウンドを2番手の松岡(左から2人目)に託し降板する石川(中央)

◆阪神8―3ヤクルト(22日・倉敷)

 ヤクルトが今季3度目の4連敗で、借金も今季最多の9に膨らんだ。

 貧打に苦しむ5位阪神にビッグイニングをプレゼントしては勝ち目がない。両軍無得点の3回。先発の石川雅規投手(38)が先頭の9番・メッセンジャーに右前打を浴びたのが悪夢の始まりだった。1死後、糸原のゴロをさばいた二塁手・山田哲人内野手(25)の送球が走者・メッセンジャーの背中に当たり一、三塁とピンチが広がる(記録は悪送球)。続く福留も併殺コースの二ゴロだったが、またも山田哲が二塁に悪送球。ボールがファウルグラウンドまで転がる間に2人の走者が生還した。連続失策に動揺した石川は、さらにロサリオに2ラン、糸井にもソロを浴びて一挙5点を失った。

 直後の4回に3点を返して追いすがったものの、石川はその裏にも追加点を奪われて降板した。「エラーは野球につきもの。それを投手がカバーしなければ…」と唇をかんだベテラン。小川淳司監督(60)は「石川は3回は気の毒だった。でも、点を取った後(4回)にまた取られたのが痛かった。切り替えるのは難しいとは思うけど」と、険しい表情で敗戦を振り返った。

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