【ソフトバンク】柳田、今季初4番で10戦ぶり特大11号

スポーツ報知
3回無死一塁、右越え2点本塁打を放ち、笑顔でナインとハイタッチする柳田

◆ソフトバンク5―12西武(24日・福岡ヤフオクドーム)

 最高の感触に、ゆっくりと歩き出すだけだった。2―1の3回無死一塁。柳田はウルフの初球のカットボールを完璧に捉え、右翼スタンド中段に突き刺した。「体がうまく反応して、自分のいいスイングができました」。10試合ぶりとなる特大の11号2ランを自画自賛した。

 内川の離脱、デスパイネの不調で、昨年9月20日の日本ハム戦(札幌D)以来、今季初の4番で起用された。工藤監督は「本人とも話をして『4番でいってくれないか。今までの3番通りの打撃でいいから』と。『分かりました』と快諾してくれました」と説明。最高の結果で応えて、34試合連続出塁に伸ばした。

 侍ジャパンの稲葉監督が視察に訪れていた。西武打線の躍動が目立ったが、3月の強化試合にも出場した日本代表の中心選手は、打率3割8分7厘という好調ぶりをアピールした。

 中継ぎ陣の大乱調で逆転を許し、今季ワーストタイの12失点。貯金も1に減り、首位西武とは5・5差に広がった。工藤監督は「残念な試合になった。ファンの方に申し訳ない」と渋い顔だったが、新4番のギータを中心に巻き返しを図っていく。(嶋田 直人)

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