【オリックス】村山常務に弔い星捧げられず…福良監督「一番お世話に」

スポーツ報知
5回1死一塁、楽天・岡島の左中間先制適時二塁打で生還する内田

◆楽天4―1オリックス(24日・東京ドーム)

 オリックスが3月31日の開幕2戦目以来となる勝率5割復帰を逃した。

 楽天・岸の前に4安打1得点と沈黙し、連勝は3で止まった。福良監督は「岸は良かったですけど、西も頑張っていただけに…」と嘆いた。

 白星を届けたかった。村山良雄常務取締役が24日に72歳で亡くなった。村山氏は、オリックスが球団譲渡から最初のシーズンに臨んだ1989年に入社。球団本部長として2011年の李大浩獲得、13年の日本ハム・糸井らの大型トレードなどに尽力した。福良監督は「一番世話になった人。現役の時から、(コーチとして日本ハムから)こっちに帰ってからも」と感謝し、観戦に訪れた宮内義彦オーナー(82)も「本当に悲しい限り。本当によくやってくれた」と悼んだ。

 指揮官は移動日だった16日に西宮市内で村山氏を見舞ったが、それが最後の対面となった。「チームのことを相当気にしていた。感謝しかないですと、そのことを言いました」と沈痛な表情。亡くなった直後の試合だけに「(村山さんへ白星を?)それはあった。ちょっと残念でしたね」と悔やんだ。(原島 海)

 村山 良雄氏(むらやま・よしお=プロ野球オリックス常務取締役)24日、間質性肺炎のため、兵庫・西宮市の病院で死去。72歳。京都府出身。通夜、告別式は家族葬で執り行われる。喪主は妻・和代(かずよ)さん。1989年にオリックス野球クラブ株式会社に入社し、総務部長兼広報部長などを経て、2001年から常務取締役。09年10月から球団本部長を務め、13年11月から連盟担当を務めていた。

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