【ロッテ】涌井「トン、トン、トンとやられた」4回以降9失点で4敗目
スポーツ報知
◆オリックス9―5ロッテ(25日・ほっともっと神戸)
ロッテ・涌井秀章投手(31)が7回途中10安打3四球、今季ワースト9失点でKOされた。
3回までは無失点に抑えていたが、4回に突如、制球を乱した。先頭の西野を遊撃・藤岡裕の失策で出塁させると、吉田正の右前打で無死一、三塁のピンチを迎えた。ここで4番・ロメロの三ゴロの間に失点した。
5回も先頭の安達、大城に連打を浴び、犠打と四球で1死満塁とされ、西野に走者一掃の適時二塁打を食らった。さらに吉田正に左犠飛を打たれてこの回4失点。
6回も2死からまたしても安達、大城に連打を浴びて勝ち越しを許した。さらに7回にも2四球と2安打を許し、3失点した。
4敗目を喫したエースは試合後、「よくわからないまま、修正する間もなく、トン、トン、トンとやられた。(安打は)1本以外は打たれたのは全部変化球だった。前回、前々回は真っすぐで勝負していた。振り返ると多少変化球が多くなりすぎてカウントを苦しくした」と大量失点の原因を分析した。
元々、尻上がりに調子を上げていくタイプなだけに「(いつもは)後半よくなってくるのがあるんですが…」と声を落とした。
次回登板は6月1日の交流戦、広島戦(ZOZO)の予定。「自分は真っすぐを多く投げないとこうなる。まだシーズン序盤なので反省できる。後半じゃなくてよかった。反省して、次は交流戦なので気持ち新たに開幕戦の気持ちで切り替えます」と前を向いた。