【ヤクルト】由規、6回1失点で7連敗阻止「開き直りました」

スポーツ報知

◆ヤクルト5―1DeNA(26日・神宮)

 由規の気迫が、チーム11日ぶりの勝利を呼び込んだ。自身に白星こそつかなかったが、6回まで1失点。5回からは直球を増やし、ギアを上げた。前夜に計15安打を浴びた上位4人を無安打に封じ、チームの連敗を6で止める快投に「昨日と今日は違うと開き直りました」と胸を張った。

 苦しんだ先に喜びがある。18日の広島戦(マツダ)が流れた影響で、この日は中13日。モチベーションを維持し、調整に専念した。24日の甲子園からの移動は、東海道新幹線の信号トラブルに巻き込まれた。進んでは止まりの繰り返しで、都内に着いたのは午前2時。それでも、この日と同様に目標にたどりついた。

 背番号11の好投に押され、同点の7回に代打の雄平が1死一、三塁で決勝打を放つと、この回一挙4得点。宮本ヘッドコーチは「由規は勝ちに等しいピッチング」とたたえた。チーム状況は厳しくても、希望の光が見えた夜だった。

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