【ヤクルト】ライアン、昨年右肘手術から復帰3戦目で1勝「長かった」

スポーツ報知

◆ヤクルト5―3DeNA(27日・神宮)

 小川が昨年10月に右肘疲労骨折の手術を受けてから、復帰3戦目で今季初白星。最速146キロの直球主体に5回6安打3失点でしのぎ、直後に味方の反撃を呼んだ。右腕の代打・上田が投前の犠打失敗。併殺の判定が、リクエストによるリプレー検証で一塁セーフに覆り、再逆転につながった。昨年9月9日の巨人戦(東京D)以来の勝利に「長かった。粘っていれば、いいことがある。感謝の気持ちでいっぱい」と笑みを浮かべた。

 誕生日前日の15日。鹿児島遠征中に登板明けの休養を利用し、噴煙が上がるパワースポットの桜島に足を運んだ。20分ほど歩き、マグマ温泉に入って力を蓄えた。「28歳はアグレッシブな1年にしたい」。復活ののろしを上げた。

 チームは最下位だが、2連勝で借金を9に減らし、交流戦に突入。小川監督は「彼にとっても、チームにとっても、大きな1勝」とうなずいた。(山崎 智)

野球

×