【楽天】「熱く、アグレッシブにやっていきたい」平石監督代行の一問一答
梨田昌孝監督(64)の辞任を受けて、17日の阪神戦(楽天生命)から指揮を執ることになった楽天・平石洋介監督代行(38)が、試合前に約10分間、取材に応じた。一問一答は以下の通り。
―昨日の夜に梨田監督の辞任を受けて
「本当に正直、いまだに気持ちの整理がついていません。これは僕だけではないと思いますけど。その後、監督と2人でしばらく話をさせてもらったけど、これは監督だけの責任ではないですし、僕もそうですし、チーム全員で受け止めないといけないところがある。監督とは色々話をしながらやってきたので、何とも言えないです」
―不振の原因は
「開幕当初から色んな所でつまづきました。ピッチャーが苦しんで、野手がなかなか点をとれなかったこともある。でも終わったことを言ってもしょうがない。残り80試合、借金20ありますけど、こうなったチームを立て直すのはかなり厳しいところもあると思います、正直。これだけたくさんの方に球場に来てもらって、なんとか熱い姿をもっと見て頂ければと思います」
―目指すスタイルは
「いきなりガラッと変わることはないと思う。僕のやりたいようにやりたいと思います。当然選手起用であったりとか作戦であったりとか。動くところは動きますし、信じて打たせるところは打たせます」
―梨田監督からは
「途中でこういうことになった申し訳ないと。ただ、なんとかチームを変えて欲しいと。僕もすぐに『分かりました』とは言えない状況でしたけど、誰かが引き受けないといけないので、球団からも話があったので、体を張ってやります」
―決意を
「ここまで苦しい状況が続いています。特にホームでかなり負け越している(7勝24敗)。これだけみなさんに入ってもらって、我々も球団全員が本当に感謝しています。これまでの戦い、色んな皆さん思うことがあると思いますが心機一転、本当に熱く、アグレッシブにやっていきたいと思いますので、今後も応援して頂けたらと思います」
―選手の様子は
「とまどいはあると思います。当然整理もついていないと思うので。先ほど監督からも初めて話があったと思うけど、とまどいは正直あると思います」
―選手にはどのような言葉を
「まずは自分の野球人生を大事にして欲しいと。これまでかなり苦しい戦いになっていますけど、立て直すのは正直難しいことだと思う。ただここで立ち止まるわけにはいかないので、とにかく前を向いて、選手スタッフが一丸となってしっかりやっていきたい。とにかく熱く、イキイキやって欲しいと伝えました」
―変えていくべきことは
「色んなことがあります、正直。シーズン中ですし、何とか変えたいところは変えたい。やれる力は持っていると思う。こうやって負けが込んでいる中、思い切ってプレーできなかったりとか、ピッチャーは今季四球が多いとかはある。四球を出したくて出しているわけではなくて、みんな気にしすぎてだしていると思う。とにかくゾーンで勝負する、恐れずにやってほしいとは伝えた。例えだしても次どうするかを考えて欲しいと」
―梨田監督からは
「とにかく申し訳ないと。逆に僕もヘッドとしてなかなか監督を支えられなくて申し訳ないと。(話したのは)30分くらいですかね」
―まずやることは
「答えは一言では難しいところがある。相手を見ながら試合のプランは立てたい。データが全てでないところもある。そこで感じることも大事にしてやっていきたいと思います」
―立花社長からは
「とにかくアグレッシブにやって欲しいと。これは今年ずっと言われていること。もう一度、恐れずにやって欲しいと言われました」
―三木谷オーナーからは
「とにかく失敗を恐れずに前を向いてアグレッシブにやって欲しいと言われました」
―選手の起用は
「競争して欲しいと思っています。今後のことを考えれば、球団として長い目で見なければいけないと、僕もずっとここにいて思う。だからといって無条件に若手にチャンスというのはベテランも納得はいかないと思う。いい選手であれば、やってくれると思えばベテラン若手関係なく使おうと思っている」
―首脳陣の配置転換などは
「今からキャンプというわけでもないので、シーズン中に梨田監督から引き継いだので、基本的に大きく変わることはないと思います」
―立花社長は残り80試合で50勝30敗での借金返済を目標に掲げていた
「当然やる以上はそこを目指したい。ただ、目の前の試合を必死に戦っていかないと、いけないということも重々分かっている。最終的には最低でもそこ(借金0)を目指したいなと思いますけど、簡単なことでないのも分かっています。ただ、やる以上は腹をくくってやりたいなと思います」