【日本ハム】上原“大谷級二刀流”1勝&特大1号

スポーツ報知
5回無死、右越ソロを放ち歓喜のナインから祝福を受ける上原

◆日本生命セ・パ交流戦 広島2―6日本ハム(18日・マツダスタジアム)

 上原のど派手な一撃に、誰もが度肝を抜かれた。2点リードの5回先頭。福井のフォークを捉えた打球は、右翼席中段に飛び込んだ。「大マグレです。大学時代もスタンドインはないので、公式戦の本塁打はいつ以来かも分かりません。(記念球は)親に渡したい」。プロ2打席目で特大弾。投手で初安打が初本塁打は、球団では05年5月21日の巨人戦(東京D)の岩本勉(現プロ野球解説者)以来。栗山監督が16年オフに、二刀流プランを考えるほどの優れた打撃センスを披露した。

 広陵高で3年間を過ごした第2のふるさと。この日は高校の恩師、同級生が見守る前で5回1失点で初勝利もマーク。球団の投手で本塁打を放っての勝利は、16年7月3日のソフトバンク戦(ヤフオクD)の大谷翔平(現エンゼルス)以来。「今だけはホッとしてます」。突如、輝きを放った“二刀流”が凱旋試合で主役になった。(和)

野球

×