【西武】今井達也、プロ初先発から2連勝で“松坂超え”狙う…23日、ロッテ戦で 

スポーツ報知
チューブトレーニングで右腕を鍛える今井(左は辻監督)

 西武の高卒2年目右腕・今井達也投手(20)が20日、先発が予定される23日のロッテ戦(ZOZO)で松坂超えのデビュー2連勝に挑む決意を明かした。

 13日のヤクルト戦(メットライフ)で6回5安打1失点(自責0)に抑え、球団では99年の松坂(現中日)以来のプロ初登板初先発勝利をつかんだ。当時の松坂は8回2失点で白星デビューも、2戦目は9回2失点完投で黒星。16年ドラフト1位右腕は「松坂さんは(初戦)8回で、僕より投げている。次は7回は投げたい」と気負いなく、プロ初先発からの2連勝を見据えた。

 思い出の球場で成長を示す。作新学院のエースとして16年夏の甲子園を制すると、高校日本代表として同年8月27日の大学日本代表戦(QVC)に登板。亜大・北村(現巨人)、日大・京田(現中日)、東北福祉大・楠本(現DeNA)らから4者連続を含む5三振を奪い、2回無失点に封じた。「ファウルゾーンが広いので、真っすぐでファウルを打たせてカウントを取りながら、投手有利に進めたい」と最速153キロの直球で敵地を制圧するイメージを膨らませた。

 メットライフでの全体練習では、リーグ戦再開初戦の22日に先発する菊池に続き、ブルペン入り。捕手を立たせたまま、感触を確かめた。ロッテ打線について「長打より、つないでくると思うので、四球とか自滅はよくない」と警戒しながら、「球を持っている以上、優先権はこっちにある。攻めていきたい」と今井。強気の投球で平成の怪物を超えていく。(山崎 智)

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