【西武】42歳・稼頭央、まるで19歳2安打3打点大暴れ

スポーツ報知
イースタンのDeNA戦に「1番・DH」で出場し、6回に左前安打を放った松井(カメラ・小林圭太)

◆イースタン・リーグ 西武8x―7DeNA(21日・西武第二)

 西武の松井稼頭央外野手(42)が21日のイースタン・DeNA戦(西武第二)に「1番・DH」で志願の出場。4打数2安打3打点と大暴れした。西武のユニホームを着て西武第二で試合に出たのは95年4月9日のヤクルト戦以来、実に8474日ぶり。当時はプロ2年目で19歳だった。「なつかしいなあ、と。当時のベンチは一塁側だった気がしますけどね」と振り返った。

 レジェンドが原点に返った。この日、午前10時からメットライフDで行われた1軍の全体練習に参加した後、20代の木村や山田とともに隣接する西武第二へ直行。「自分の中で打席に立ちたいという話を(監督に)しました」とあえて実戦に出て、打席での感覚を確かめることを選んだ。6回には左打席で左前安打、7回1死満塁では右打席で走者一掃の左越え二塁打。ベテランの奮闘に導かれ、チームもサヨナラ勝ちし「内容的には悪くなかった。(塁に)出ないより、出た方がいいですからね」と笑った。

 辻監督は「ありがたいこと。他の選手たちがどう感じるかね」と評価した。22日からリーグは再開する。「チームの雰囲気は、優勝するチームと同じ。目の前の試合を勝っていけるようしっかりやっていきたい」と稼頭央。42歳の闘志が首位のチームを、さらに勢いづける。(小林 圭太)

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