【中日】大迫…じゃなく大島“ハンパない”サヨナラ押し出し…本人は元ネタ知らず

スポーツ報知
ファンとタッチする大島

◆中日4x―3DeNA=延長11回=(22日・ナゴヤドーム)

 中日が同点の延長11回2死満塁、大島洋平外野手(32)が押し出し四球を選び、今季2度目のサヨナラ勝ちを収めた。ナインからスポーツドリンクの雨を浴びせられて祝福された背番号8は「打ってないんでヒーローの感覚がないです。『勝てて良かった』しかないです」と苦笑いを浮かべた。

 「大島半端無いって」の応援ボードが右翼席に登場した。元ネタはもちろん「大迫ハンパないって」。2008年度の全国高校サッカー選手権準々決勝で、現サッカー日本代表FWの大迫を擁する鹿児島城西高に敗れた滝川二高の主将が、号泣しながら叫んだ伝説のセリフだ。19日のW杯ロシア大会1次リーグで、日本が、その大迫の決勝ゴールを含む活躍でコロンビアから金星を挙げたことで、日本中で叫ばれる“バズワード”となった。

 「大島半端無いって」のボードにも、号泣する滝川二高の元主将のイラストが描かれていた。しかし、その国民的流行語について大島は「全然見てない…」と再び苦笑い。日本代表の勝敗は把握しているものの、「大迫半端ないって」は知らなかったという。「ちょっと見ときます」と動画投稿サイトで元ネタをチェックすることを約束した。

 この3連戦は「Girlsシリーズ2018」として開催。女性ファンをターゲットにした同シリーズ恒例の総選挙企画「昭和VS平成イケメントップ3」で、大島は昭和生まれ部門の「4~10位」にランクインする健闘を見せた。「黄色い声援は力になります」とリードオフマンは笑みを浮かべた。

 チームは交流戦の最終戦だった17日の西武戦(メットライフ)から4日のブレイクを挟んで2連勝。23日のDeNA戦で勝ち、同率4位の阪神とヤクルトが敗れれば、一気に3位に浮上する。森監督就任後初のAクラスへ、大島のハンパない打棒が欠かせない。

 中日・森繁和監督「あした(23日)はデーゲームだから早く帰りましょう。いろいろなことがありすぎて(取材は)もういいよ。勝ったんだか負けたんだか、分かんない」

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