【オリックス】22日のゲーム、誤審場面からの再試合を要求!審判長が謝罪も「認められない」

スポーツ報知
誤審問題について謝罪するNPBの仲野パ・リーグ統括(右)と友寄審判長

 22日のオリックス―ソフトバンク戦の試合後に審判団が誤審を認めた問題で、日本野球機構(NPB)の友寄正人審判長と仲野和男パ・リーグ統括らが23日、ほっともっとフィールド神戸でオリックスの福良淳一監督、長村裕之球団本部長らに謝罪した。NPBは試合は成立しており、記録の訂正はしないとしているが、長村球団本部長は「完全なファウルと認めるのであれば特例措置として試合の続行を認めてほしい」と、誤審があった場面から試合をやり直すよう要望した。

 問題の場面は同点で迎えた延長10回2死一塁。中村晃の右翼ポール際への飛球がファウルと判定された後、ソフトバンク・工藤監督のリクエストで決勝2ランに覆った。だが、試合後に福良監督が猛抗議。審判団が約20分にわたって映像を再確認したところ、誤審を認める異例の事態に発展した。

 仲野統括は誤審について報道陣の前でも頭を下げたが、試合結果や判定は最終的な裁定であることを強調し「野球規則上、再試合は認められない」と明言した。今後はリクエスト制度の問題点などの要望とともにNPBに持ち帰り、オリックスサイドに回答する予定。福良監督は「向こうで(報道対応を)やっているから」と多くを語らず、怒りは冷めていなかった。

 NPB・友寄審判長(映像確認のミスが誤審につながったと謝罪)「コマ送りで止める箇所を間違っていた。今年初めてリクエストが導入されて、いろいろな課題が出てくる」

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