【広島】誠也、9回に満塁弾!「4番の見せどころ」

スポーツ報知
9回1死、満塁本塁打を放ち生還した鈴木(右端)と、出迎えた(左から)菊池、堂林、丸

◆阪神6―11広島(24日・甲子園)

 鈴木の豪快弾が、乱打戦に終止符を打った。

 6―6から1点を勝ち越して迎えた9回1死満塁。ドリスの4球目を強振すると、鋭く伸びた打球は左翼ポールを直撃した。「4番の見せどころだと思うので、しっかり打点を挙げられたのは良かった」。今季2度目、プロ入り4度目のグランドスラムに笑顔がはじけた。

 一時は5点をリードしながら追いつかれる嫌な展開にも、主砲は「何とかなると思っていた」と動揺は一切なかった。初回の中前安打、6回の左前適時打を含む3安打5打点の大暴れで、チームは2016年7月以来となる甲子園での3タテ。2試合連続の2けた得点に、緒方監督は「野手の頑張りには頭が下がる」と最敬礼だ。2位・巨人とのゲーム差は今季最大タイの5・5。交流戦で失速した赤ヘル軍団が、息を吹き返してきた。(種村 亮)

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