【楽天】塩見、7回0封9Kも援護なく…

スポーツ報知
先発で7回無失点と好投した塩見

◆楽天0―1ロッテ(17日・楽天生命パーク)

 楽天は17日、ロッテ戦(楽天生命)で2安打完封負けを喫し連勝はならなかった。先発した塩見貴洋投手(29)は走者は出しながらも要所を締め、7回7安打無失点、9奪三振の力投。打線の援護なく今季3勝目はならなかったが、緊張感のある投手戦を演出した。

 クロスファイアが決まると、拳を握り雄たけびを上げた。6回2死、清田を内角への137キロで空振りの3球三振。「(雄たけびは)気持ちが入ってたんで。要所要所で抑えられました」。前半は変化球中心にピンチをしのぐと、中盤以降は切れが出てきた直球でロッテ打線を抑え込んだ。

 中間の調整が生きた。前回登板からの6日間、ブルペンでは直球の切れを出すため、ほとんど直球を投げ込んできた。「ブルペンからあんまり調子がよくなかった」と前半は苦しんだが、真っすぐに本来の切れが出てきた6、7回は3者凡退。苦しくなるイニングを、危なげなく乗り切った。

 平石洋介監督代行(38)も「ランナーは出したけど、よく粘ってくれた」とねぎらった。チームは5カード連続でカード初戦に白星なし。気迫のこもった左腕の投球が、チームの流れを変えていく。(山口 泰史)

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