【中日】来季の監督人事は白紙…白井オーナー「それは非常に言いにくいね」

スポーツ報知
中日・森監督

 中日の白井文吾オーナー(90)が20日、来季の監督人事が白紙であると激白した。愛知県内で取材に対応。「来年の構想だろ。きょうは20日だから、ぼつぼつ考えんとな」と前置きした上で、来季が事実上の3年契約の最終年である森監督の続投について「それは非常に言いにくいね」と白紙に戻した。

 前半戦を借金6の5位で折り返した7月11日、白井オーナーは1週間後の森監督との会合(前半戦終了報告)を念頭に「進退がどうこうという話は出ないと思う」と続投を示唆した。ところがチームは後半戦に入り、29試合で11勝18敗と失速。最下位に転落し、3位・巨人とのゲーム差が5・5まで開いた。目標に掲げていたCS進出が厳しくなったことに加え、指揮官の采配を疑問視する球団へのクレーム電話も急増していることから、方針転換せざるを得なくなったようだ。

 一方で、今季途中での監督解任については「別にどうこうする気はないね。つまり君らは早くクビにしろということらしいが、そう簡単にはいかんのじゃないか」と否定した。ただし「候補者(新監督人事案)まで持ってくる人がいる」と、親会社の中日新聞社内でも“森降ろし”の風が吹き始めていることを吐露。今季残り33試合の戦いぶりを注視し、森監督の続投か、新監督への交代かの判断を下すことになる。

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