【中日】キラー小熊がDeNA戦プロ初黒星「大事な試合なのに」…3位巨人と1・5差

スポーツ報知
中日・小熊(2018年9月5日撮影)

◆DeNA9―1中日(21日・横浜)

 中日がDeNAに大敗。試合のなかった3位・巨人とのゲーム差が1・5に開いた。

 前回登板までDeNA戦は通算11試合5勝0敗だった小熊凌祐投手(28)が、カードプロ初黒星を喫した。1点リードの初回にソトの同点中犠飛を献上すると、2回には桑原の決勝ソロで勝ち越された。4回にも5安打を浴びて4失点。計6失点でこの回を最後にマウンドを降りた。

 引退登板のDeNA・加賀を引き継いで初回1死から9回まで投げ抜いた京山も、同じ滋賀・近江高出身。8学年後輩に投げ負けた小熊は「大事な試合なのに自分の投球ができなくて悔しい。(雨の影響?)それはないです」と肩を落とした。

 小熊は9月に入り、5日のヤクルト戦(神宮)で6回6失点、12日の阪神戦(甲子園)で4回途中8失点、この日は4回6失点と、いずれも大量失点で3連敗。今季3勝4敗となり、防御率は6・23に膨らんだ。

 朝倉投手コーチも「全部の球が高かったし、弱々しかった。マウンドで土を払うしぐさも(弱々しかった)。むこう(京山)も同じ条件でやっているのに」と厳しい表情。雨天でぬかるむコンディションを嫌がった右腕の振る舞いに歯がみした。

 チームは今季36度目の逆転負け。森監督は「1点で負けるのも、10点で負けるのも一緒。きょうのことは終わりにしないと。あしたのことで頭がいっぱい。阪神も巨人も、よそのことは関係ない。あした、うちのヤツらが打って投手が抑えることを願う。それだけです」。絶対に落とせない22日の同カードでの必勝を誓っていた。

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