【ロッテ】“育成の星”岡田が現役引退「幸せな野球人生でした」

スポーツ報知
現役引退が発表されたロッテ・岡田

 ロッテ・岡田幸文外野手(34)が今季限りで現役引退することが25日、発表された。

 岡田は全足利クラブから2008年育成ドラフト6位で入団し09年に支配下登録された。11年には幅広い守備範囲で全144試合に出場。外野のスペシャリストとしてゴールデングラブ賞を受賞するなど大活躍した。

 しかし、17年には0盗塁で入団から続けてきた2ケタ盗塁が7年でストップ。打撃でもシーズンを通して無安打に終わるなどスランプに陥った。16年10月4日の楽天戦(QVC)で最後に安打を放って以降、57打席連続無安打だった。プロ通算2496打席連続無本塁打は日本記録。

 岡田は球団を通じて「10年間という短い間ではありましたが、本当に幸せな野球人生でした。千葉ロッテマリーンズに育成で拾ってもらって、ここまで野球をやらせていただいたことを今後の人生においてプラスにしていきたいと思います。悔いはありません。このような充実した幸せな野球人生を送れたのはファンの皆様のご声援があったからだと思います。応援いただき本当にありがとうございました」とコメントした。

 15、16年には選手会長としてチームを支えたロッテの元祖“育成の星”が静かにユニホームを脱ぐ。

 ◆岡田幸文(おかだ・よしふみ)1984年7月6日、栃木県生まれ、34歳。作新学院高では3年夏に県4回戦敗退。04年3月から全足利クラブでプレーし、08年育成6位でロッテ入団。09年3月に支配下選手登録された。通算成績は2496試合で打率2割5分4厘、0本塁打、119打点。177センチ、70キロ。左投左打。年俸3140万円。

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