【DeNA】150キロ左腕・古村を再獲得へ…14年オフ戦力外もBC富山で実力開花

スポーツ報知

 DeNAが“出戻り150キロ左腕”の獲得を検討していることが29日、分かった。12年から3年間DeNAに在籍したBC富山・古村徹投手(24)は当時1軍登板なし。球団スタッフに転身後、BCリーグで現役復帰して実力が開花。今季、150キロもマークした中継ぎ左腕が古巣復帰すれば球界でも異例だ。

 古村は横須賀市内の2軍施設で入団テストを受けた。室内で非公開のシート打撃に登板。直球、スライダー、カットボールに成長を見せた。当時は故障もあり最速138キロだったが、10キロ以上球速を上げ「伸びしろを信じて3年間練習してきた。1軍でやって初めてプロ野球選手」とNPB復帰へ意欲を見せた。合否は出ていないが、高田GMは「体つきも全然違う。検討します」と話した。古村には他球団も興味を示している。

 また、同じ富山で前巨人の乾真大投手(29)も受験。今季は14勝、防御率2.28をマークし「戻りたい思いでBCに挑戦した。去年までとは違う投手になれた」と手応えを口にしていた。

 ◆古村 徹(こむら・とおる)1993年10月20日生まれ。神奈川・平塚市出身。24歳。茅ケ崎西浜高から11年ドラフト8位で横浜(現DeNA)入団。1年目のオフに育成選手となり14年オフに戦力外。打撃投手に転身したが、16年にBC愛媛で現役復帰。今季からBC富山に移籍。今季は33試合1勝1敗1セーブ、防御率2.60。180センチ、78キロ。左投左打。

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