【中日】荒木2安打&岩瀬、阪神・福留斬り!竜党にお別れ…グダグダのちウルウル

スポーツ報知
場内一周で、スタンドのファンの声援に手を振って応える岩瀬(右)と荒木(カメラ・豊田 秀一)

◆中日2―3阪神(13日・ナゴヤドーム)

 ナゴヤドームでの中日・阪神の最終戦はお別れムード一色になった。11日に電撃辞任が発表された阪神・金本監督は、冗談交じりに「補強のススメ」をしながらも若手の成長に期待を寄せた。また、森監督が退任する中日は、歴代最多407セーブの岩瀬と昨年2000安打を達成した荒木の引退セレモニーが行われた。

 岩瀬、荒木、森監督がラストゲームに瞳を潤ませた。荒木はフル出場で2安打。8回には今季初盗塁を狙ったが、あえなく失敗。苦笑いを浮かべ、ナインとハイタッチを繰り返した。「動きませんでした。足が」。胴上げは6回。「(背番号と同じ)2回でいいって言ったのに」と照れた。

 岩瀬は1点リードの9回2死から登板…と思いきや、佐藤が同点に追いつかれ、2死三塁で救援。福留を三振に仕留めて「最後は笑って投げようと思ったのに、普段(の厳しい場面)と一緒でした」と笑わせ、社会人時代以来の胴上げで5度舞った。

 森監督はファンに「新しい監督も決まり」と与田新監督の決定を報告。6年連続Bクラス、自身が采配した2年間はいずれも5位。「このような結果になり申し訳ない。すみませんでした」とわびた。胴上げはなし。延長の末、今季38度目の逆転負け。グダグダのちウルウルの試合で竜の1年が終わった。(田中 昌宏)

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