【DeNA】BC富山・湯浅の指名を検討

スポーツ報知
BC富山の湯浅

 DeNAが25日のドラフト会議で、BC富山・湯浅京己(あつき)投手(19)の指名を検討していることが20日、分かった。先月末に行われたDeNAの入団テストを受験。球団では最速151キロを誇る右腕を、伸びしろも十分と評価している。

 中央球界では無名の苦労人だ。湯浅は聖光学院(福島)に入学したが腰痛を発症し、3年でようやく公式戦デビュー。最速145キロをマークしたものの、夏の甲子園ではベンチを外れた。卒業後は最短1年でプロ入りの可能性があるBCリーグを選択。元ヤクルトの富山・伊藤智仁監督の指導もあり、最速151キロまで成長した。

 球団関係者は「まだ19歳だし、いいものを持っている。(指名の)可能性はある」と、将来性を含め評価。湯浅には他球団も興味を示している。昨季は四国IL・徳島から西武が伊藤翔投手(19)を指名。1年目から戦力となるなど、高卒1年目の独立リーガーは、ドラフトのトレンドになりつつある。

 ◆湯浅 京己(ゆあさ・あつき)1999年7月17日、三重県生まれ。19歳。聖光学院に入学後、腰痛に苦しみ3年夏の甲子園はベンチ外。17年ドラフト1位でBC富山入団。今季は15試合で3勝7敗、防御率5・72。183センチ、80キロ。右投右打。

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