【阪神】矢野監督、望月&浜地&才木の若手3投手をMVPに指名「エースになれる」

スポーツ報知

 阪神・矢野燿大監督(49)が18日、高知・安芸での秋季キャンプを打ち上げ、望月惇志(21)、浜地真澄(20)、才木浩人(20)の若手3投手をMVPに指名した。先発ローテ候補として来春の1軍キャンプ帯同を明言。4年連続で開幕投手を務めているエース、メッセンジャー超えの目標も課した。

 右腕トリオの伸びしろに確かな手応えがあった。「3人ともエースになれるくらいの能力があるかなと感じている」と指揮官。「今までは目いっぱい投げる感じのレベルだったのが、打者をどう抑えるかとか、やろうとしているのが見えてきた。成長を感じます」と目を細めた。望月、才木は今季、150キロ超えのストレートを武器に1軍でそれぞれ中継ぎ、先発として光るものを見せたが、1軍登板のない浜地についても、「真っすぐの質だけで言えば一番」と、今キャンプのパフォーマンスを高く評価した。

 理想は来季38歳となるメッセンジャーが先発ローテから漏れるほどの投手王国を築くこと。矢野監督は「メッセを追い越せというか、それくらいのチームになっていくと…。誰がローテに入っていくのかオレも楽しみ」と、期待を隠さなかった。FAでオリックス・西の獲得に成功し、藤浪も復活、さらに若手3人衆が覚醒すれば、リーグ屈指の投手陣ができる。最下位からの逆襲へ、おぼろげながら構想は描けている。(島尾 浩一郎)

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