【楽天】岩隈の巨人入りに石井GM「残念。誠意は伝えたつもり」

スポーツ報知

 楽天の石井一久ゼネラルマネジャー(GM、45)が7日、仙台市内で取材に応じ、6日に巨人入りが決まった元マリナーズの岩隈久志投手(37)について「まずは残念。僕たちにとっては特別なピッチャー。球団の誠意は伝えたつもり。ご縁なのでしょうがない」と話した。

 岩隈は、球団創設初年度の2005年から11年まで楽天に所属し、エースとしてチームを支えた。メジャー移籍後もオフには東北で野球教室を毎年行うなど、東日本大震災の復興活動なども行ってきた。9月にマリナーズ退団発表後は、立花社長も「日本球界(復帰)という話が出ているのであれば、しっかりと調査させて頂きたいと思います。楽天イーグルスの歴史を作った素晴らしい選手の1人なので、迎える準備はあると思います」調査することを明言。楽天もすぐに動き始めていた。

 球界再編問題が勃発した04年に、近鉄から分配ドラフトでオリックス入りが一度は決まりながら強く希望した末に金銭トレードで楽天に入団。05年には記念すべきチーム初試合(3月26日・ロッテ戦)の先発を務め、完投で初勝利をもたらした。功労者を大きく評価していたが、チーム再建へ来季は古川、藤平、安楽、西口ら有望若手投手が成長中。さらに2年で6試合にとどまる右肩の状態もネックとなり石井GMは「判断が難しかったのは、2年間で数試合しか投げていなかったこと」と話した。

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