【日本ハム】台湾・ラミゴの王柏融と契約合意

スポーツ報知
日本ハムと契約合意した王柏融

 日本ハムは7日、今オフでの海外移籍を目指していた台湾の“大王”こと王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)=ラミゴ=と契約合意に達したと発表した。

 王は今季で海外移籍に必要な条件を満たし、所属先のラミゴは日米間、韓米間のポスティングシステム(入札制度)を参考に王のための移籍システムを創設。獲得希望球団を募集し、日本ハムが交渉権を獲得していた。

 この日、台湾紙「蘋果日報(アップルデイリー)」は、王は4年契約で入札金を含めた総額は5億円を超える内容で、19日には台北市内で入団会見を行うと報じていた。

 王、ラミゴの劉球団社長兼GM、日本ハムの栗山監督、吉村GMのコメントは以下の通り。

 王柏融「まず、私に関心をもってくださり、また支えてくださった皆さんに感謝申し上げます。台湾プロ野球界で初めて海外移籍制度を行使して日本プロ野球界に加わったことは、名誉であり、同時にプレッシャーでもあります。これからも初心を忘れず、努力を怠りません。また、私のことをリスペクトし、新たなステージに立たせてくださった北海道日本ハムファイターズに感謝しています。最後に、この数年間サポートをしてくださったLamigoモンキーズに感謝の意を示します。Lamigoの協力があってこそ、これからも夢を追い続けることができます」

 ラミゴ・劉球団社長兼GM「柏融の海外移籍の夢が叶い恐悦至極の思いです。内心、寂しく思う気持ちもありますが、海外移籍の夢を叶えたことは、多くの人を喜ばせました。日本に行くからには、台湾プロ野球の実力を世界に知らしめる活躍となることを願っています」

 日本ハム・栗山監督「王選手の台湾での大活躍は周知の通り、ここで私が述べるまでもありません。本当に欲しくて、どうしてもファイターズで一緒に野球がしたいと願っていた選手。素晴らしい縁を持つことができました。王選手は、台湾の宝。今度は日本で大きな夢を実現してほしいですし、そのために我々も全力を尽くします。打撃面での期待が大きいですが、層の厚い現外野陣を、多方面から更にレベルアップさせてくれるはず。いち早く日本の環境に馴染み、本来の力を存分に発揮してもらいます」

 日本ハム・吉村GM「「『大王』は25歳にして、極めて高度な打撃技術と対応力を有しており、日本球界への順応とさらなる進化も期待しています。紛れもなくCPBL史上最高の選手であり、NPBでの活躍に不安要素はありません。ファイターズへの入団は、「アジアの大砲」と呼ばれた呂明賜選手の日本デビューや、イチロー選手のメジャー移籍に匹敵する国際的なチャレンジです」

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