【オリックス】西勇輝の人的補償にプロテクト外なら糸井、福留らベテラン獲る

スポーツ報知
阪神移籍が決まった西

 オリックスが、FAで阪神移籍が決まった西勇輝投手(28)の人的補償について、福留、糸井ら主力選手がプロテクト28選手から外れた場合は獲得する方針を固めたことが8日、分かった。西の今季年俸は1億2000万円でBランク(上位4位から10位の間)とみられ、年俸の60%の補償金か、もしくは人的補償プラス年俸40%のいずれかを選択できる。球団関係者は「糸井、福留、能見、藤川、鳥谷でも(リストから)外れていたら、いきます」と明言した。

 今オフは西のほか、金子、中島といった実績のあるベテランが他球団へ流出し、小谷野も現役引退した。現在、新入団選手と新外国人のメネセスを加えても支配下は64人で、枠には余裕がある。同関係者は「主力、ベテランが抜けたので経験者を加える考えがある」と、チームを支える選手の必要性を強調した。

 阪神が若手の有望株を優先してプロテクトした場合、高年俸のベテランがリストから外れる場合もあると想定している。金子、中島、西らの今季年俸を合わせると約10億円。「その分、浮くわけだから」と同関係者が話すように、高額年俸であってもちゅうちょせず獲得に踏み切る考え。まずは、リスト作成に着手する阪神をけん制してみせた。

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