【オリックス】吉田正、管理栄養士のゆり香さんと結婚「活躍することが2人の幸せ」

スポーツ報知
結婚した管理栄養士のゆり香さんとのツーショット写真を公開した吉田正。抱いている猫の名前はブライス、犬の名前はハーパー。憧れのナショナルズ・ハーパーにちなむ名前だ(本人提供)

 オリックスの吉田正尚外野手(25)が結婚していたことが9日、分かった。お相手は東京都出身の管理栄養士でモデルを兼務するゆり香さん(26)。昨年10月22日に婚姻届を提出しており、来オフに挙式を予定する。今季は自身初の全試合出場で交流戦MVP&ベストナインを獲得した若き主砲。来季は最愛のパートナーとともに、さらなる飛躍を目指す。

 3年目の飛躍の理由は内助の功だった。生涯の伴侶を隣にし、吉田正は左手薬指の指輪を輝かせて、喜びの報告をした。

 「すぐに皆さんに報告するべきことでしたが、過去2年間は結果も残せず、昨年11月には腰の手術を控えていた。とにかく、今年のシーズンに集中しようと思いました。これからも、活躍することが2人の幸せにつながる。頑張りたい」

 青学大2年の夏に知人を介して出会い、1年半後に再会。一目ぼれならぬ「二目ぼれ」だったという。代名詞のフルスイングと違い恋愛には奥手だったが、懸命にアプローチ。迎えた2015年10月22日、オリックスからドラフト1位指名を受けたその夜、ゆり香さんの自宅付近の公園で待ち合わせた。「彼女の名前の由来なので」と、ゆりの花束を渡して告白。交際がスタートした。

 プロ入りしてからは遠距離恋愛。テレビ電話が日課だった。「明るくて、おもしろい。僕が弱音を吐ける唯一の存在」。気持ちは固まり、昨年6月24日のゆり香さんの誕生日に船上ディナーに誘い、プロポーズ。交際開始からちょうど2年となる同10月22日に婚姻届を提出し、今春キャンプ終了後に新婚生活を始めた。

 愛妻の支えがなければ、2年続けて故障に泣いたスラッガーの今季の躍進もなかった。大学卒業と同時にモデル活動の一線を退いた新妻は管理栄養士として会社経営の道を選び、学んできた知識をフル活用。吉田正の遺伝子検査などのデータを参考に、料理の腕をふるった。「マサは小食なので」と少ない品目で栄養価の高いレシピを考案。日々の体調に合わせて高たんぱく、低脂質の料理を食卓に並べた。休前日にはスポーツアロマトレーナーの資格を生かし、マッサージも施した。

 同居からわずか3週間で体脂肪率5%減、筋肉量3キロアップの肉体改造を成し遂げ、開幕を迎えたマッチョマンは「全試合に出られたのはゆりちゃんのおかげ」と感謝。交流戦MVPを獲得し、「2人の目標だった」規定打席にも初めて到達した。打率3割2分1厘、26本塁打、86打点の好成績でベストナインに選ばれた。

 来季は西村新監督の下、主砲としてますますの活躍が期待される。ゆり香さんが「マサの夢は私の夢。ずっと支えたい」と約束すれば、吉田正は「これからも、尊敬し合える関係になっていきたい」と誓った。夫婦二人三脚で、夢のホームラン王へと突き進む。

 ◆糸井と超人トレ 吉田正はこの日、大阪市内で阪神・糸井とのトークショーに参加した。お互いに来季のノルマを課し合う場面で糸井に「3割30盗塁以上」を求めると、糸井は「3割30本200打点!」と前人未到のハードルを設定。吉田自身は「クライマックスシリーズに出たい。打撃部門のタイトルを争いたい」と宣言した。年明けには糸井命名の「チーム超人」を結成し、2年連続で合同トレを行う予定だ。

 ◆吉田 正尚(よしだ・まさたか)1993年7月15日、福井県生まれ。25歳。敦賀気比高から青学大を経て、2015年ドラフト1位でオリックスに入団。3年目の今季は全143試合に出場し、打率3割2分1厘、26本塁打、86打点。交流戦MVPに輝き、ベストナインにも初選出された。173センチ、83キロ。右投左打。年俸3100万円。

 ◆ゆり香 1992年6月24日、東京都生まれ。26歳。本名非公表。学生時代に渋谷でスカウトされ、フリーモデルとして活動。「ミス・ユニバース・ジャパン」や「関西コレクション」に出演する。大学卒業後に管理栄養士の資格を取得し、株式会社LiLyFoodistを設立、代表取締役社長を務める。栄養教諭など多数の資格も持ち、現在はフィットネスモデルを兼務しながらレシピ提案、栄養指導、講演を行う。身長165センチ。

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