【中日】根尾「偉大な方」岩瀬氏からエール送られ息の長い活躍誓う

スポーツ報知
野球殿堂博物館を見学し、去年の夏に優勝した大阪桐蔭高の写真パネルにサインを入れる根尾(代表撮影)

 日本野球機構(NPB)の新人選手研修会が11日、都内のホテルで行われ、12球団から112人が受講した。日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=は、野球殿堂博物館でエンゼルス・大谷翔平投手(24)の特設ブースを視察。「自分も飾られるような選手になりたい」と宣言した。中日の同1位・根尾昂内野手(18)、ロッテの同1位・藤原恭大外野手(18)=ともに大阪桐蔭=ら注目ルーキーも出席した。

 根尾は講師を務めた元中日・岩瀬氏の話に耳を傾けた。「20年もプロ野球で活躍されていた偉大な方」。以前に「長くできる選手になりたい」と、目標を掲げたように息の長い活躍を誓った。

 初対面だが、中学時代に所属した飛騨高山ボーイズの森本健吾監督はNTT東海で岩瀬氏とバッテリーを組んでいた。奇遇な縁で、講義中に岩瀬氏が披露した「継続は力なり」という好きな言葉も一緒だ。岩瀬氏からは報道陣を通じて「身体能力が高いし、スイングも速い。期待を一身に浴びる素材であることは間違いない」と、エールが送られた。

 野球殿堂博物館の見学では、昨夏の甲子園で優勝した大阪桐蔭高の写真パネルにサインをし、あこがれのイチローの展示品に「格好いい~」と、くぎ付けになった。「暴力団の実態と手口」などの講義に関心を持ち「どこに危険がひそんでいるか分からない。いち社会人として恥ずかしくないようにしたい」と、自覚をにじませた。

(伊井 亮一)

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