【楽天】松井が守護神奪還経由の東京五輪行きへ勝負の1年「ガッツリ意識している」

スポーツ報知
ブルペンで投球練習する松井。キューバ代表チームの帽子を着用している

 楽天・松井裕樹投手(23)が27日、楽天の本拠地・楽天生命パークの室内練習場で自主トレを公開した。ノックやキャッチボールで汗を流してからブルペン入りし、捕手を立たせたまま23球を投げ込み「ケガなく来ているので、十分だと思います」とうなずいた。

 プロ2年目の15年から抑えに転向して3年連続で30セーブ以上を挙げてきたが、昨季は5セーブ止まり。中継ぎへの配置転換、2軍落ちを経験し、シーズン終盤には2試合で先発も務めた。今季から先発に戻る事も検討された中で、平石監督はリリーフで起用することを決断。だが、抑えの座はハーマン、新外国人・ブセニッツらと争うことになるため「まずはキャンプの中で守護神という場所を与えてもらうために、このオフはやってきたので、まずはそこのポジションを勝ち取ることに集中して取り組んでいきたいです」と意気込んだ。

 昨季は開幕戦のロッテ戦(ZOZO)で1点リードの9回に登板し、追いつかれたことでいきなりつまずいた。今季も開幕戦は同じ敵地でのロッテ戦。「リベンジの機会を自分でつかめるように、アピールするキャンプ期間にしたい」と昨季の悪夢を払拭して、一気に波に乗る考えだ。

 2020年の東京五輪へ向けても大きな意味を持つ今季。侍ジャパン常連の松井は「もちろんガッツリ意識しているし、そこに入りたい気持ちは強く思っている。代表に呼んでもらえるような成績を続けて残していかないといけないですし、シーズンでいい結果を残す事が、アピールにつながると思うので、しっかり抑えのポジションを勝ち取って、シーズンを全うできればなと思う」と闘志を燃やしていた。

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