【楽天】島内宏明、外野定位置勝ち取る「後輩に負けん」

スポーツ報知
フリー打撃で快音を響かせた島内

 楽天の島内宏明外野手が29回目の誕生日を迎えた2日、厳しい競争に勝ち残ってのレギュラー獲得を誓った。昨季は103試合に出場し打率2割9分6厘、11本塁打の成績を残したが「ゼロからではない。マイナスからのスタートだと思ってやっている」と意気込みを語った。

 ドラフト1位の辰己涼介外野手(22)=立命大=が加入し、金銭トレードで巨人から橋本到外野手(28)も入団。さらにチームは4番候補として新外国人のジャバリ・ブラッシュ外野手(29)=エンゼルス=も獲得し、外野手の定位置争いは厳しさを増した。

 島内は自慢の打撃に磨きをかけようと、キャンプでは約790グラムの軽量バットも振り込む。普段使用しているものより約100グラム軽いバットを振ることで、シャープな軌道と理想的なスイングを体にたたき込ませるのが狙いだ。

 久米島キャンプ2日目のこの日は、フリー打撃で約40スイング中、8本のサク越えを放つなど、さっそく成果を見せた。練習後、後輩からケーキを顔面につけられるという手荒い祝福も受けたが「後輩に負けないよう、全試合に出られるよう頑張りたい」と力強く宣言。2月2日の午後2時22分に生まれた左打者が、20代最後の年に進化した姿を見せる。(高橋 宏磁)

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