【侍ジャパン】清宮、野手史上最速でトップチーム選出 稲葉監督「国際大会で見たい」

スポーツ報知
清宮ら侍ジャパンメンバーを発表する稲葉監督(左、右は山中強化本部長=カメラ・安藤 篤志)

 侍ジャパンは18日、那覇市内で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 日本VSメキシコ」(3月9、10日・京セラD)に出場する28選手を発表し、日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が初のトップチーム入りを果たした。高卒2年目の選出はヤクルトの村上宗隆内野手(19)と並び、野手では侍ジャパン史上最速。平均24・4歳、11人がトップチーム初選出という“フレッシュ侍”の目玉となる清宮は「必死に戦います」と決意を込めた。

 フレッシュな風を吹かせる。清宮は早実1、3年時に高校日本代表に選ばれたが、トップチームに加わるのは初。背番号は5に決まり、「プロ野球選手として侍ジャパンに初めて選出されたことをとても光栄に思います」と気を引き締めた。

 高卒2年目は村上と並び、08年秋の侍ジャパン発足以降の野手では、12年11月に高卒3年目だった筒香嘉智(DeNA)、堂林翔太(広島)をしのぐ史上最速。「選手としてはまだまだ未熟ではありますが、日本代表の一員として日の丸を背負う以上、チームのために全力でプレーします。チームメートには偉大な先輩方がいるので、負けないよう、必死に戦います」と決意を込めた。

 那覇市内で会見した稲葉監督は「まだ19歳という若さで1軍に生き残るかどうかという段階と思いますけど、非常に打撃はたけている。まだ課題はたくさんありますけど、国際舞台で一度、自分の目で見てみたい」と期待。村上と若き大砲コンビに「どんどん振っていけるタイプ。日の丸を背負った戦いでも初球から臆することなく、相手に向かっていく姿勢、若さを出してもらいたい」と願った。

 11月のプレミア12、来夏の東京五輪、さらに将来の侍も展望。「内容は意識したい。外国人選手の動く球にどうアジャストしていけるか。凡打した後の切り替えはどうか。対応力は見ていきたい」と語った。

 清宮は名護キャンプの休日を返上し、室内で約3時間ウェートトレなどに汗を流した。「自分がいなきゃ勝てないくらいの存在になっていたい」と目標に定めていた五輪へ。東京生まれの新星が日の丸をまとう。

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