スカパー、セパ全12球団の公式戦ネット配信へ

スポーツ報知
発表会に出席した(左から)倉持明日香、金本知憲氏、真中満氏

 スカパーJSATは27日、都内で今季のプロ野球放送に関するメディア向け発表会を行い、モバイルデバイスなどでも視聴できる公式戦のネット配信を、昨季の9球団から全12球団に拡大すると発表した。全12球団のネット配信はほかに例がなく、スカパーが初めて。試合数に関しても、全試合放送に向け各チャンネル事業者を通して球団と調整中だという。

 これに伴い、契約者専用アプリ「プロ野球セットアプリ」もリニューアル。ワンタッチで当日の試合スケジュールから試合のライブ配信がすぐに視聴できるほか、気になる選手をチェックできる選手名鑑やイニング速報など、利便性と内容がさらに向上した。

 スカパー!JSAT・取締役執行役員専務の小牧次郎氏は、全球団公式戦の配信という業界初の試みを「プロ野球ファンの『観たい!』をもっと叶えたい。そして今年はこの“もっと”を実現したい」と意気込みを語った。

 発表会には、ゲストとして前阪神監督の金本知憲氏(50)、前ヤクルト監督の真中満氏(48)、元AKB48でタレントの倉持明日香(29)が出席し、トークショーを展開。

 金本氏は今年の優勝チームについて「冷静に戦力を見ると、セ・リーグはジャイアンツかカープ、パ・リーグは地力があるソフトバンク。菊池雄星が抜けたのが西武には痛すぎる」と予想した。また、注目選手に日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)を挙げると、「日本の球界を背負うスーパースターになって欲しい。今年はぜひ爆発して毎日ニュースに取り上げられるような選手に」とエール。セ・リーグでは巨人の新戦力、丸佳浩外野手(29)を指名し、「去年は39本のホームランを打っている。今年はどのくらい打てるのか興味深い」と話した。一方、“穴党”を自認する真中氏は、優勝チームにDeNAと西武を挙げていた。

 同イベントは、トークテーマをくじ引きでトークテーマを決めるという形式。監督時代の15年、ドラフトで高山俊外野手(阪神)の交渉権を巡るくじ引きで、はずれを当たりとカン違いしてガッツポーズをとってしまうという珍事件を起した真中氏は、くじ引きの箱をみて思わず苦笑い。「金本さんを前にやりづらいなぁ。なんかすいません」と恐縮すると、金本氏は「大丈夫、これは引いてもはずれないから」と突っ込み、会場は爆笑に包まれた。

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