【広島】野間、侍から再合流 居残りで快打も記憶抹消「侍? 何スかそれ」

スポーツ報知
フリー打撃を行う広島・野間

 広島が11日、マツダスタジアムで全体練習を行い、前日(10日)まで侍ジャパンの強化試合(対メキシコ、京セラドーム大阪)に参加していた野間峻祥外野手(26)もチームに合流。居残り特打で汗を流すなど、開幕スタメンを必死でつかみとる姿勢を見せた。

 チーム練習が終わっても、東出打撃コーチとマンツーマンでティー打撃。体を大きくひねって力強いスイングを繰り返した。「体が開いてしまうので、練習から極端にツイストするくらいでいこうと。ツイストした方がバットの走りがいい。去年もツイスト気味に振ってましたから」。オープン戦打率は3割3分3厘ながらスイングが安定せず、自らの打撃を見失いつつあった。初めて規定打席に到達し、打率2割8分6厘をマークした昨季のイメージを追い求めると、フリー打撃での最後の1球で右中間に特大アーチ。見守った長野も「うぉ~っ!」と絶叫する会心の一撃だった。

 初招集の侍ジャパンは2試合で計5打数無安打。「侍ジャパン? 何スかそれ? そんなの行ってないですよ。(侍ジャパンから提供されたバッグ?)友達にもらいました」と、ジョークで、爪痕を残せなかった2日間を記憶から抹消した。そして「まだオープン戦が何試合かある。もう一度、一から必死になってやりたい」。まずはプロ初の開幕スタメンから、レギュラーを死守するシーズンが始まる。

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