【西武】新人王候補のドラ1松本、開幕直前に肺炎リタイア

スポーツ報知
西武・松本航

 西武は24日、ドラフト1位の松本航投手(22)=日体大=が前日23日に所沢市内の病院で検査を受け、軽い肺炎と診断されたと発表した。3月中旬に発熱で一時離脱していたが、23日には練習に復帰。開幕2カード目でデビューする可能性を模索していたが、絶望的となった。

 西武では昨オフ、エースの菊池(現マリナーズ)がポスティングシステムでメジャーに移籍。昨季11勝を挙げた榎田も故障で離脱している。新戦力で期待されていた内海も負傷で2軍調整中。ここに来て、開幕カードに先発予定だった新人王有力候補の松本も開幕ローテーション入りが絶望的となり、開幕直前になって先発不足が深刻化してしまった。

 現時点で先発ローテーションは多和田、今井、ニール、高橋光が有力だが、6枚の確定には至っていない。この日のDeNA戦(メットライフ)には、リリーフが本職の武隈が先発する予定。西武は昨季、圧倒的な攻撃力で10年ぶりにパ・リーグを制したが、チーム防御率4・24はリーグワーストだった。ローテーションの一角として計算していたルーキー右腕にも見通しが立たなくなり、昨季以上に投手力に頭を悩ませることになりそうだ。

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