三田、坂本の活躍で初戦勝利つかむ…第48回春季全国大会兵庫県支部予選が開幕

スポーツ報知
初戦を突破し、春季全国大会出場に向け意気上がる三田ナイン

◆第48回春季全国大会兵庫県支部予選 ◇中学生の部▽1回戦 三田ボーイズ3―1朝来ボーイズ(12日・淡路佐野運動公園野球場)

 「第48回春季全国大会」(3月26~30日、東京・大田スタジアム)兵庫県支部予選が開幕し、三田ボーイズが初戦勝利をつかんだ。

 投げては4安打完投勝利、打ってはダメ押しの適時二塁打と、先発・坂本の投打にわたる活躍で初戦を突破。全国大会出場に向け、三田の春が始まった。

 三田は初回1死満塁から藤原の右ゴロで先制。だが、その裏、坂本が、安打から走者を三進させた後、暴投で生還を許した。「(暴投で)力んでいたのが分かった。いつも通り打たせて取る投球を心がけよう」と自ら言い聞かせ、丁寧にコースをついた投球で投手戦へと持ち込んだ。

 試合が動いたのは4回だった。2死から1番・黒田が左前適時打を放ち、三塁走者の萱野が勝ち越しのホームイン。再び主導権を握った。黒田は「ボールがよく見えた。甘い球なら初球からでも狙ってる」と攻撃型の切り込み隊長として、2安打2得点と勝利に貢献した。

 7回は坂本が真ん中寄りの直球を狙い打ち。左翼手頭上に適時二塁打を放ち、勝負を決定づけた。坂本は「ピンチの時もバックを信じて投げた。たくさん助けられました」と笑顔で仲間に感謝。それでも、山口主将は「勝ったが内容に納得していない。相手の隙をつくような細かいところができていなかった。状況判断で常に次の塁を狙う意識を持たないと」と、かぶとの緒を締めた。

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